ジサマは確かに怖がられた。 怒ると怖い、みんなそう言った。 良くないと思ったら、いつも100%で怒ってしまう。 良くないと思ったら、だが・・・。 ジサマが怖がられた理由は、もうひとつある。 それはメガネだ。 ジサマはいつもサングラスをかけていた。 …
桜宮高の体罰事件。 知れば知るほど胸が痛む。 胸が痛むのは、自分の場合はどうだったのかと考えるからだ。 同じ運動部の顧問として… 一教師として… そして、教頭、校長の立場として… 何より最初に、顧問としてのジサマを反省しなければならない。 部の指導…
姉の容態は、少し落ち着いた。 集中治療室から一般病室に移動。 奇跡的な回復だった。 バサマと二人、病室に入った。 眠っていた姉がふと目を醒ました。 「あ~、どうも…」と姉が言う。 「分かる?」 バサマが聞いた。 「少し…」 姉はそう答えたが、ほんとは…
正月に忙しかったバサマを連れて、ちょっと海外旅行。 と言っても、石巻港から1時間の田代島。 船の中。 向かいの座席の青年は、花束と一緒だった。 田代島も津波で被災した。 「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島。 昔は小学校、中学校もあった…
久しぶりにゾクゾクッときた。 この感覚はすっかり忘れていた。 昔から、音楽を聴いているとゾクゾクッとする瞬間がある。 背筋が凍るような、鳥肌が立つような、 どう表現すればいいのか…。 バサマに言ったら、経験ないと言う。 みんなが感じることではない…
また地震。 風呂で、ちょうど湯船に浸かろうとしたそのときだった。 急いで上がり、濡れたままでパンツをはこうとしたとき、バサマが来た。 福島で震度4、ジサマのところは3だった。 いつもだと、初期微動でだいたい感じる。 が、風呂では何も分からなかっ…
新年早々、心配な電話が入った。 2番目の姉が救急車で運ばれたという。 脳出血だった。 病院に駆けつけたが、集中治療室に入り、会うことは出来なかった。 一人暮らしだが、もう80になる。 数年前にも脳内出血をしており、その後も、こういう不安は持ってい…
教員になったばかりのジサマ、 その頃の中3の卒業文集に、 「世間では、『大人への第一歩』と言うかも知れない。しかし僕は、大人にだけはなってほしくない。」と書いた。 なんと小生意気な。 あれから40年以上… 当時の教え子たちは、みんないい意味で「…
雪をかぶったハボタン。 よく凍みないものだ。 生物の仕組みの不思議と凄さを感じる。 * * * ジサマは、長い教員生活の中で、2年だけ県庁に勤めた。 指導課。 県内の幼稚園、小、中、高等学校の指導に関する全般を担当する。 課の職員は、30人ちょっと…
ジサマの家も、いよいよ花が寂しくなった。 長い間咲き続けたガーベラも、怪しくなってきた。 どこまで頑張れるか、しっかり見届けたい。 * * * そう言えば、「花とおじさん」という歌があった。 浜口倉之助さんの曲で、伊藤咲子さんが歌っていた。 ・・…
姫リンゴの「ゴージャス」。 まだまだ、玄関を飾ってくれている。 が、最近、誰かがかじっている。 たまに、玄関前の路上でカラスを見かけるが… まさかカラスではあるまい。 たぶん、小さな鳥。 そう思いたい。 何となく、カラスは不気味。 しかし、そう思わ…
初売りで買ったミニバラ。 斑入りだ。 特にきれいだとは思わないが、買ってしまった。 育てているうちに情もわくはず。 * * * 「今でなければ出来ないことを…」 「今だからこそ出来ることを…」 クラスの子どもたちによく言ったことだ。 *** たばこをい…
花の福袋を買いに行った。 去年の福袋はとてもよかった。 今年は・・・ イマイチだった。 で、福袋は止め、好きな花を買って帰ってきた。 そのひとつ、サイネリア。 写真では分かりにくいが、あまり見たことのない色だった。 * * * 「イマイチ」 今では当…
今年の年賀状。 悩んだ末の1枚。 ドイツのハイデルベルグの街並み。 2年前に行ったところだ。 ヨーロッパの街並みは、ほんとに美しい。 *** 一番下の孫が水疱瘡にやられた。 2番目の孫も熱が上がっている。 息子の嫁もダウンした。 そして、息子も頭痛…
明けましておめでとうございます。 静かに2013年が開けた。 平和で、いっぱい笑顔が溢れる年になってほしい。 *** 写真は、ジサマの家の玄関先。 鏡餅はバサマが丸めたもの。 いつもなら、餅が小さくてみかんが転げ落ちそうになっている。 今年の餅は…
昔の上司からいただいた銀杏。 殻を割って、バサマがおせちに。 今年も終わりだ。 * * * 過ぎてみれば、あっという間の1年だった。 こんなつまらないブログだが、何とか続いた。 来年も、力を抜いて続けよう。 来年の目標は、 ① 作品を作る。 ② ミニ盆栽…
恒例のOB会。 今年で36回目となった。 風邪引きや仕事などで、今年はやや少人数となった。 おかげで、ジサマも久しぶりの出場。 ラケットを握るのは何年ぶりか。 *** インターハイや国体出場者が並ぶ。 まだ大会に出場し続けているのもいる。 ラケット…
夜も9時を過ぎた。 昨日から始まった年賀状づくりがやっと終わった。 ほっと一安心。 明日の投函では元旦の配達に間に合わないが… まっ、いいか。 (ごめんなさい) *** 勤めていた頃は、紅白歌合戦を見ながら版画を刷っていた。 一枚一枚、分厚い電話帳…
セイヨウシャクナゲ。 元気な花芽が出来ている。 いつからか、ものすごい数の花が咲くようになった。 シャクナゲってもっと品がある花だと思っていたが、なんのなんの…。 * * * 「大きくなったら、何になりたいの?」 小さい子によく聞くことだ。 小2の…
アオツヅラフジ。 白粉をふいたぶどうのような実が美しい。 葉っぱはすっかり無くなったけれど、まだまだ魅せてくれる。 こういう歳の取り方をすべきなんだなぁ。 * * * 教員だったジサマ、 いい授業づくりは、教員にとっての中心課題。 いろんな人の授業…
ミニクロッカス。 芽が出始めた。 こんなに寒いのに、よく凍みないものだ。 ジサマなんて、犬の散歩に10分歩いただけで凍って帰って来る。 * * * 大学2年の時だった。 もうすぐ大晦日という日。 もちろん休みに入っていたが、ジサマは寮に残っていた。 仕…
ヤマブキの実。 ヤマブキには実がならないと思っている人がいる。 「七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞあやしき」 兼明親王の、この和歌によって誤解が生まれたものらしい。 事実は微妙。 ヤマブキには実がなる。 しかし、八重のヤマブキ…
クリスマスローズ。 残念ながら、花が咲く気配はない。 それでもいい。 寒い中で緑の葉を広げてくれるだけでもうれしい。 * * * クリスマスイブだ。 例年、ジサマがサンタになった。 最初は町内の娘の家。 少し離れたところに車を止め、サンタの姿でチャ…
ゼラニウム。 寒い中、よくも咲き続けてくれている。 まるで造花のようにずっと咲き続ける。 * * * 造花を飾った墓を見たことがある。 季節ごとに花を飾るゆとりなどない人が多いだろうが… だから造花というのでは寂しい。 飾られた花が美しいのではなく…
シクラメン。 すっかり冬の定番になった。 ジサマの頭にシクラメンの花が定着したのは、35年も前。 例の「シクラメンのかほり」が世に出てからだ。 それまでも見ていたのだろうが、意識に残らなかった。 というより、それまではどことなく不気味な感じを受…
コダチベゴニア。 寒さは苦手。 冬の間はサンルームに入っている。 だけど、このサンルーム、夜と昼の気温差がハンパでない。 下手すると40度くらいあったりする。 ・・・下手すると、だけど。 * * * 忘年会の頃だったか。 友達と二人、仙台駅まで走っ…
アネモネ。 来春を楽しみにバサマが植えた。 あまりにも早く芽を出したのでちょっと不安。 霜に負けなければいいが…。 * * * ジサマの悪いクセ。 どんなことも追い込まれないとやらない。 あと一週間ある… あと3日ある… あと2日ある… 今日の夜やればい…
ミニスイセン。 タイミングを間違えたのか、ずいぶん前から芽を出した。 もう1ヶ月以上からこの状態。 どんどん寒くなるのに、大丈夫か? * * * ずいぶん前のことだが、 「駅前のニコニコの近くを通るんだよね。」 バサマが言った。 ニコニコ? どこだっ…
またまたガーベラ。 こんなに寒くなったのに、ずっと咲き続けてくれている。 バサマが好きな花だが、バサマそのものなのかも知れない。 * * * 忘年会シーズン。 ジサマが勤め始めた頃、 飲み会には、民謡「さんさしぐれ」と軍歌がつきものだった。 ジサマ…
ハートカズラ。 葉っぱがハート形。 それだけで愛される。 「うまれつき」っていうのも。確かにある…。 * * * 101歳になるお医者さん、日野原先生の対談を読んだ。 「初めて患者さんの死に直面したのは、24歳のとき。」 白血病と闘う、まだ16歳の女の子だ…