(続)ごんぼねっこ日記

ジサマは、中学校の元教師。定年退職した日まで精いっぱい勤めたあげたつもりだったが、結局、育ててもらったのはジサマのほうだった。子どもたちはすごい。そしてバサマはもっとすごい。みんなに感謝の気持ちいっぱいで生きている。

   

人は見かけによる?

ジサマは確かに怖がられた。 怒ると怖い、みんなそう言った。 良くないと思ったら、いつも100%で怒ってしまう。 良くないと思ったら、だが・・・。 ジサマが怖がられた理由は、もうひとつある。 それはメガネだ。 ジサマはいつもサングラスをかけていた。 …

胸が痛む

桜宮高の体罰事件。 知れば知るほど胸が痛む。 胸が痛むのは、自分の場合はどうだったのかと考えるからだ。 同じ運動部の顧問として… 一教師として… そして、教頭、校長の立場として… 何より最初に、顧問としてのジサマを反省しなければならない。 部の指導…

「分かんない・・・」

姉の容態は、少し落ち着いた。 集中治療室から一般病室に移動。 奇跡的な回復だった。 バサマと二人、病室に入った。 眠っていた姉がふと目を醒ました。 「あ~、どうも…」と姉が言う。 「分かる?」 バサマが聞いた。 「少し…」 姉はそう答えたが、ほんとは…

日帰りの海外旅行

正月に忙しかったバサマを連れて、ちょっと海外旅行。 と言っても、石巻港から1時間の田代島。 船の中。 向かいの座席の青年は、花束と一緒だった。 田代島も津波で被災した。 「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島。 昔は小学校、中学校もあった…

ゾクゾクッとした

久しぶりにゾクゾクッときた。 この感覚はすっかり忘れていた。 昔から、音楽を聴いているとゾクゾクッとする瞬間がある。 背筋が凍るような、鳥肌が立つような、 どう表現すればいいのか…。 バサマに言ったら、経験ないと言う。 みんなが感じることではない…

人生の半分は・・・

また地震。 風呂で、ちょうど湯船に浸かろうとしたそのときだった。 急いで上がり、濡れたままでパンツをはこうとしたとき、バサマが来た。 福島で震度4、ジサマのところは3だった。 いつもだと、初期微動でだいたい感じる。 が、風呂では何も分からなかっ…

末っ子の役目・・・

新年早々、心配な電話が入った。 2番目の姉が救急車で運ばれたという。 脳出血だった。 病院に駆けつけたが、集中治療室に入り、会うことは出来なかった。 一人暮らしだが、もう80になる。 数年前にも脳内出血をしており、その後も、こういう不安は持ってい…

大人になってほしくない、なんて…

教員になったばかりのジサマ、 その頃の中3の卒業文集に、 「世間では、『大人への第一歩』と言うかも知れない。しかし僕は、大人にだけはなってほしくない。」と書いた。 なんと小生意気な。 あれから40年以上… 当時の教え子たちは、みんないい意味で「…

逆立ちしても出てこない

雪をかぶったハボタン。 よく凍みないものだ。 生物の仕組みの不思議と凄さを感じる。 * * * ジサマは、長い教員生活の中で、2年だけ県庁に勤めた。 指導課。 県内の幼稚園、小、中、高等学校の指導に関する全般を担当する。 課の職員は、30人ちょっと…

ぼけた同士が首をかしげて

ジサマの家も、いよいよ花が寂しくなった。 長い間咲き続けたガーベラも、怪しくなってきた。 どこまで頑張れるか、しっかり見届けたい。 * * * そう言えば、「花とおじさん」という歌があった。 浜口倉之助さんの曲で、伊藤咲子さんが歌っていた。 ・・…

大人はいつしか・・・

姫リンゴの「ゴージャス」。 まだまだ、玄関を飾ってくれている。 が、最近、誰かがかじっている。 たまに、玄関前の路上でカラスを見かけるが… まさかカラスではあるまい。 たぶん、小さな鳥。 そう思いたい。 何となく、カラスは不気味。 しかし、そう思わ…

今だからこそ出来ること

初売りで買ったミニバラ。 斑入りだ。 特にきれいだとは思わないが、買ってしまった。 育てているうちに情もわくはず。 * * * 「今でなければ出来ないことを…」 「今だからこそ出来ることを…」 クラスの子どもたちによく言ったことだ。 *** たばこをい…

「乱れ」か、「変化」か

花の福袋を買いに行った。 去年の福袋はとてもよかった。 今年は・・・ イマイチだった。 で、福袋は止め、好きな花を買って帰ってきた。 そのひとつ、サイネリア。 写真では分かりにくいが、あまり見たことのない色だった。 * * * 「イマイチ」 今では当…

お休みなさい

今年の年賀状。 悩んだ末の1枚。 ドイツのハイデルベルグの街並み。 2年前に行ったところだ。 ヨーロッパの街並みは、ほんとに美しい。 *** 一番下の孫が水疱瘡にやられた。 2番目の孫も熱が上がっている。 息子の嫁もダウンした。 そして、息子も頭痛…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 静かに2013年が開けた。 平和で、いっぱい笑顔が溢れる年になってほしい。 *** 写真は、ジサマの家の玄関先。 鏡餅はバサマが丸めたもの。 いつもなら、餅が小さくてみかんが転げ落ちそうになっている。 今年の餅は…

よい年をお迎えください

昔の上司からいただいた銀杏。 殻を割って、バサマがおせちに。 今年も終わりだ。 * * * 過ぎてみれば、あっという間の1年だった。 こんなつまらないブログだが、何とか続いた。 来年も、力を抜いて続けよう。 来年の目標は、 ① 作品を作る。 ② ミニ盆栽…

いつもの12月30日

恒例のOB会。 今年で36回目となった。 風邪引きや仕事などで、今年はやや少人数となった。 おかげで、ジサマも久しぶりの出場。 ラケットを握るのは何年ぶりか。 *** インターハイや国体出場者が並ぶ。 まだ大会に出場し続けているのもいる。 ラケット…

やっと終わった~ 年賀状

夜も9時を過ぎた。 昨日から始まった年賀状づくりがやっと終わった。 ほっと一安心。 明日の投函では元旦の配達に間に合わないが… まっ、いいか。 (ごめんなさい) *** 勤めていた頃は、紅白歌合戦を見ながら版画を刷っていた。 一枚一枚、分厚い電話帳…

大きくなったら・・・

セイヨウシャクナゲ。 元気な花芽が出来ている。 いつからか、ものすごい数の花が咲くようになった。 シャクナゲってもっと品がある花だと思っていたが、なんのなんの…。 * * * 「大きくなったら、何になりたいの?」 小さい子によく聞くことだ。 小2の…

これこそ、いい授業づくりの「秘訣」

アオツヅラフジ。 白粉をふいたぶどうのような実が美しい。 葉っぱはすっかり無くなったけれど、まだまだ魅せてくれる。 こういう歳の取り方をすべきなんだなぁ。 * * * 教員だったジサマ、 いい授業づくりは、教員にとっての中心課題。 いろんな人の授業…

寮で流した涙

ミニクロッカス。 芽が出始めた。 こんなに寒いのに、よく凍みないものだ。 ジサマなんて、犬の散歩に10分歩いただけで凍って帰って来る。 * * * 大学2年の時だった。 もうすぐ大晦日という日。 もちろん休みに入っていたが、ジサマは寮に残っていた。 仕…

いつものように・・・

ヤマブキの実。 ヤマブキには実がならないと思っている人がいる。 「七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞあやしき」 兼明親王の、この和歌によって誤解が生まれたものらしい。 事実は微妙。 ヤマブキには実がなる。 しかし、八重のヤマブキ…

だれかサンタになって~

クリスマスローズ。 残念ながら、花が咲く気配はない。 それでもいい。 寒い中で緑の葉を広げてくれるだけでもうれしい。 * * * クリスマスイブだ。 例年、ジサマがサンタになった。 最初は町内の娘の家。 少し離れたところに車を止め、サンタの姿でチャ…

本当の問題

ゼラニウム。 寒い中、よくも咲き続けてくれている。 まるで造花のようにずっと咲き続ける。 * * * 造花を飾った墓を見たことがある。 季節ごとに花を飾るゆとりなどない人が多いだろうが… だから造花というのでは寂しい。 飾られた花が美しいのではなく…

バサマ刑事(デカ)

シクラメン。 すっかり冬の定番になった。 ジサマの頭にシクラメンの花が定着したのは、35年も前。 例の「シクラメンのかほり」が世に出てからだ。 それまでも見ていたのだろうが、意識に残らなかった。 というより、それまではどことなく不気味な感じを受…

そりゃ、驚くよ・・・

コダチベゴニア。 寒さは苦手。 冬の間はサンルームに入っている。 だけど、このサンルーム、夜と昼の気温差がハンパでない。 下手すると40度くらいあったりする。 ・・・下手すると、だけど。 * * * 忘年会の頃だったか。 友達と二人、仙台駅まで走っ…

悪いクセ

アネモネ。 来春を楽しみにバサマが植えた。 あまりにも早く芽を出したのでちょっと不安。 霜に負けなければいいが…。 * * * ジサマの悪いクセ。 どんなことも追い込まれないとやらない。 あと一週間ある… あと3日ある… あと2日ある… 今日の夜やればい…

似て非なるもの

ミニスイセン。 タイミングを間違えたのか、ずいぶん前から芽を出した。 もう1ヶ月以上からこの状態。 どんどん寒くなるのに、大丈夫か? * * * ずいぶん前のことだが、 「駅前のニコニコの近くを通るんだよね。」 バサマが言った。 ニコニコ? どこだっ…

しらとりは かなしからずや・・・

またまたガーベラ。 こんなに寒くなったのに、ずっと咲き続けてくれている。 バサマが好きな花だが、バサマそのものなのかも知れない。 * * * 忘年会シーズン。 ジサマが勤め始めた頃、 飲み会には、民謡「さんさしぐれ」と軍歌がつきものだった。 ジサマ…

医学を超えた医者

ハートカズラ。 葉っぱがハート形。 それだけで愛される。 「うまれつき」っていうのも。確かにある…。 * * * 101歳になるお医者さん、日野原先生の対談を読んだ。 「初めて患者さんの死に直面したのは、24歳のとき。」 白血病と闘う、まだ16歳の女の子だ…