(続)ごんぼねっこ日記

ジサマは、中学校の元教師。定年退職した日まで精いっぱい勤めたあげたつもりだったが、結局、育ててもらったのはジサマのほうだった。子どもたちはすごい。そしてバサマはもっとすごい。みんなに感謝の気持ちいっぱいで生きている。

   

引っ越し~

突然ですが、引っ越すことになりそうです。 もちろん、ブログのことです。 ただ、引っ越し先も、まだ納得できる状態ではないので、 どうなるかは自分でも分かりません。 とりあえず、ちょっとだけ始めてみました。 http://rogzy.asablo.jp/blog/ 新ごんぼね…

卵、産んだのか?

今日はバサマと二人だけ。 のんびりテレビを見ながら二人で芋焼酎でも…。 * * * テレビに、ニワトリが映っている。 「昔、おれも、朝はニワトリを小屋から出す役だったなぁ。」 ジサマが懐かしんだ。 「私のところでも飼ってたけど、1羽か2羽しかいなか…

花粉症はつらいよ、ほんと

今は、あまり悩まされなくなった。 昨日、そう書いたばかりなのに… 突然、来た。 花粉症。 * * * まだアレルギーに反応できる身体であった。 喜んでいいのか、悲しむべきか。

花粉症はつらいよ

花曇りなのか、霞んだ一日だった。 バサマの花粉症がひどくなってきた。 ジサマは少し前から薬を飲んでいたので、まだ症状が出ていない。 * * * ジサマは、小さい頃からアレルギー症状が出ていた。 朝、目が覚めると、布団の中でくしゃみが止まらない。 2…

確定申告します

今日の夜は、パソコンの画面とにらめっこ。 確定申告の書類作りだ。 ずいぶん易しくはなったが、役所の作る文章って何でこんなに分かりにくいんだろう…。 学校の文章も分かりにくいことがある。 ごく簡単なことをわざわざ難しい言葉を使ったりしたりして。 …

教え子の通夜…

今日は教え子の通夜だった。 まだ55歳。 早すぎた。 * * * 半年前、同級生が亡くなった通夜の席で顔を合わせた。 担任はしなかったが、中2のとき以来。 あれから40年以上も過ぎていたが、よく覚えていた。 覚えていた理由は… ジサマの授業で見かけた…

母の悲しみ(2)

男の子が家に戻った次の日、お母さんから電話があった。 子どものいないところで話がしたいとのこと。 ジサマの家で聞くことにした。 * * * 話をすることがほとんどないという。 何を聞いても口をきいてくれない… 何に反抗しているのかも分からない… 2年…

母の悲しみ(1)

「おっ、校長…。」 声は聞こえなかったが、そんな感じだった。 * * * 退職して、しばらく過ぎた休みの日。 遊びに出かけた福島の帰りに、競馬場に寄った。 ジサマたちにとっては、大学時代を過ごした思い出の土地だ。 バサマと二人で競馬場なんて、40年…

逃げた父親(4)

父親が帰って来たのは、その子が見つかってから2日後。 一緒に児童相談所に出向いた。 りっぱなスーツで、娘と久しぶりの対面。 怒るでない、悲しむでない、まるで役所の担当者。 相談所の担当者に、「よろしくお願いします」と頼んでいる。 * * * 母親…

逃げた父親(3)

ジサマが訪ねた男の家。 隣町の小さな家。 所轄のママポリスさんと一緒に出向いた。 * * * 16歳。中学校を卒業してまだ1年も過ぎていない。 中学校の頃から問題行動を繰り返し、保護観察処分を受けていた。 借家のような小さな家。 声をかけると、母親…

逃げた父親(2)

その子が家を出たのは、中3の11月頃だった。 学校は文化祭で慌ただしいとき。 * * * 欠席しているのに、家からの連絡はない。 担任が家に出向いてみたら、昨日から帰っていないと母親が言った。 その顔はほんとに無表情だと言う。 * * * 学校では、…

逃げた父親(1)

「コウチョウセンセ~!」 仙台のど真ん中、一番町通りで黄色い声が聞こえた。 振り返ると、きゃぴきゃぴの女子高生が3人。 真ん中の子どもが走って来る。 「お~」とジサマも手を挙げたが、かなり恥ずかしかった。 * * * その子は、児童相談所から施設に…

まさかの連続(5)

母子を乗せて福祉事務所に着いた。 親の保護能力が問われている。 *** 母親は普通でなかった。 突然叫んだりする。 知的な障害だけでなく、精神的にも不安定そのものだった。 母親の兄は、「その筋」らしき人だ。 障害のある妹を結婚させようと、無理矢理…

まさかの連続(4)

「どうやってホテルを探したの?」 聞いたら、インターネットだと言う。 * * * 今は、小学校でもインターネットの使い方を教える。 ジサマはこのことに反対だ。 インターネットの操作は覚えても判断力が伴っていない。 小さな子どもにピストルを与えるよ…

まさかの連続(3)

「今、来ています。」 不動産業者からの電話が入って、すぐに車を走らせた。 途中、お父さんを乗せようと家に寄った。 しかし、お父さんはいない。 隣の家のお母さんに乗ってもらった。 子どもが小学校から一緒なので、ずっと心配していてくれた。 このお母…

まさかの連続(2)

暗くなってから、バサマと二人、町内あちこちを車で回った。 帰り際に、その子の家に寄った。 昔の町営住宅のような小さな家。 お父さんは、お風呂に薪をくべていた。 いつものように黙ってうなだれているだけ。 中の様子を見せてもらった。 古くて小さな部…

まさかの連続(1)

女の子が家を出たことがあった。 中1だ。 母親と一緒だった。 残ったのは父親一人。 ただでさえ無口だったのに、いっそう寡黙になった。 * * * 大金を持って出たらしい。 まさかの600万円。 母親の実家から相続した遺産金だという。 実は… 母親は字が…

マニュアル通り

牛丼屋さんに入った。 客は、ジサマとバサマ2人だけ。 すぐに、もう1人、お客さんがきた。 その人は、お持ち帰りの弁当を頼んでいる。 「○○と○○ですね。かしこまりました。」 「番号札、15番でお待ちください。」 「15番…。」 札を渡されたその人はぼ…

のどに注射!?

このブログは、いつもたわいもない話しばかり…。 だからといって、 何も考えないで生きているわけではない。 それなりに、難しいことは難しく考えて生きている。 たまには、ほんもののジサマを見せたい。 今日は「難しいこと」を書こうと決めていた。 * * …

スパイラル現象

もう60年も前のことだけど… 紙芝居のおんちゃんのことが忘れられない。 * * * ドンドンのおんちゃんと、カチカチのおんちゃん。 ジサマのところへは、二人来た。 ドンドンのおんちゃんは、太鼓を鳴らしながら来る。 それはうまい話だった。 カチカチの…

期限は守る…

やっと絵が出来上がった。 頼まれてから2年も過ぎた。 * * * その気になれば、仕上がりは早い。 しかし、ジサマの一番の問題は、「その気」にならないこと。 「その気」にならなければ、という義務感はあるのだが…。 * * * ジサマへの一番いい頼み方…

結婚してほしい

チョコレートが届いた。 12日なのに? やっぱり14日指定だった。 宅配便のミスらしい。 こういうミスは、まぁいい。 * * * チョコと一緒にうれしい知らせが入っていた。 入籍することになったという。 * * * ジサマが校長だったときの生徒。 あの…

女々しくて…

バサマが、孫たちのためにチョコレートを買った。 また、チョコの季節だ。 * * * 初めてもらったのは、もう40年も前か…。 あの頃の教え子はもう50も半ば。 おばあちゃんになってるのも少なくない。 * * * 大きな紙袋ふたつにいっぱいもらったこと…

飲み過ぎるワケ

目が覚めたら、少しフツウでない。 二日酔いのようだった。 *** 昨日は、クラス会へのお呼ばれ。 この学年は、3,4年前から毎年開くようになった。 いつも温かい雰囲気で、つい飲み過ぎてしまう。 *** 去年の暮れに会ったときに 「2月9日にまたや…

怖かった…

夢を見た。 怖くて目が醒めた。 * * * しっかり覚えている。 狭い崖のようなところの階段を登っていた。 なんでこんなところを… そう思いながら、恐る恐る前の人に続いていた。 途中で、方向転換をしなければならないところに来た。 怖い…。 つかむところ…

裏切られた

冬は雪。 当たり前だが、車には天敵だ。 初めて滑ったときのことをよく覚えている。 あのときは、チェーンを巻いていた。 * * * 少しだけ登り坂。 前の車も怖いのか、ゆるゆる走っている。 止まらないでほしい… 止まるな… 止まるな… そう思いながら走り、…

平和な家庭?

テレビの前から動けない。 「警察24時」みたいな番組をやっている。 これが始まるとジサマは釘付け。 * * * ひところ 「好きだねぇ」とバカにしていたバサマも、 ・・・今は一緒。 二人で、真剣な顔で見ている。 これって、「平和」な家庭の姿なのか…。

むっつ、むこうに・・・

孫の頭を刈った。 5歳の孫は、坊主頭がよく似合う。 ジサマも、高校2年まで丸刈りだった。 似合うも似合わないもない、みんなそうだった。 * * * ほんと言うと・・・ ジサマには、ハゲがあった。 頭のてっぺんに1円玉くらいの大きさだった。 どうして…

すっかり ご無沙汰

2週間ぶりか・・・ *** 何かあったわけではない。 いつのまにか、こんなにサボってしまった。 言い訳をすれば、庭に花がないことが大きい。 話というのは、きっかけがないと出来ないものだ。 「いい天気ですね~」という言葉が次の話に繋がる。 そのきっ…

出来る範囲で頑張るか…

乙武さんの講演会に行った。 教え子に誘われた。 正確には、誘われたのはバサマ。 バサマに電話が来て、ジサマが着いていった。 ジサマの教え子なのに・・・。 まっ いいか。 教え子と言っても、孫が二人の「おばあちゃん」。 今となっては教え子でも何でも…