(続)ごんぼねっこ日記

ジサマは、中学校の元教師。定年退職した日まで精いっぱい勤めたあげたつもりだったが、結局、育ててもらったのはジサマのほうだった。子どもたちはすごい。そしてバサマはもっとすごい。みんなに感謝の気持ちいっぱいで生きている。

   

花粉症はつらいよ

花曇りなのか、霞んだ一日だった。

バサマの花粉症がひどくなってきた。

ジサマは少し前から薬を飲んでいたので、まだ症状が出ていない。

* * *

ジサマは、小さい頃からアレルギー症状が出ていた。

朝、目が覚めると、布団の中でくしゃみが止まらない。

20回も30回も続く。

汗びっしょりになる。

今で言う、温度差アレルギーだったのかもしれない。

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30歳過ぎて、深刻な症状が出た。

家を新築したばかりのころ、どうも身体がだるい。

風邪かと思い、早めに布団に入ったら、息が出来なくなった。

首を絞められたようで、ほんとに苦しかった。

医者を変えて初めて、「ぜんそく」かもしれないと分かった。

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そのころ、アレルギーと言えば、鯖を食べてじんましんが出る、それくらいの認識しかなかった。

ジサマは、新しい家の畳に反応したらしかった。

初めて自分の身体が「アレルギー」体質であることを知り、一緒に、杉花粉、ハウスダストなどに反応する体質であることが分かった。

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その後、アレルギーに悩まされる日が多くなった。

だけど、いいこともある。

卒業式では、「先生が泣いてくれている」とみんな感激してくれていた。

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今はあまり悩まされなくなった。

身体が衰え、反応が鈍くなっているのかも知れない。

それに引き換え、バサマは近年、どんどんひどくなってきた。

やっぱり、まだまだ若いのだ…。